キッチンカーの取得、営業許可の申請とともに進めていかなければいけない事がいくつかあります。
どの決め事も開業後の営業に影響が及ぶので、しっかり検討して決めたいところではありますが、比較的フットワーク軽く動けるキッチンカーでもあるので、内容によってはトライアンドエラーを繰り返しながら改善していったら良いと思います。
もくじ
店舗名
まずはキッチンカーの名前を決めましょう。
これが決まらないと、キッチンカーの装飾や広告物の制作が始められません。
長い間愛されるようなネーミングを考えてつけましょう。
メインメニューに寄せてつけてしまうと、その後のメニューに制約を設けてしまうことになりかねないので、気をつけましょう。
メニュー
当たり前すぎますが、何を売るのか。
イベント中心で活動するのか、普段から街に出て活動するのかによって扱うメニューも変わってきます。
- 提供方法
- サイズ、形、食べやすい、食べにくい、量など
- 利益率・コスパなど金銭面
- 安くてたくさん売る
- 美味しいものを売る
- こだわりを売る(産地やレシピ)
- 体験を売る(インスタにあげる。映えるもの)
- 主義主張を売る(こだわりを売る)
- 美味しければ売れるというものでもない。
- 市場性(季節、天候、場所、ブーム)を考える
- オペレーション、人員確保できるか、製造工程
調理工程が多い場合は、キッチンカー調理だけではできないので、仕込み場の施設許可が必要
以上のような事を検討してメニューを固めていくと良いです。
容器類
出店場所が変わったりイベントへ行く毎にメニューを変更する事もできるのがキッチンカーのメリットでもありますが、メニューごとに原価計算したりサイズを決めていかないといけません。
特に、どのように提供するかなどで容器類を仕入れないといけません。
試作の度に仕入れるのも割高になるし、大量に仕入れると在庫を抱えることになるので
同じ容器を使ってできるメニューをいくつか作っておくのもお勧めです。
出店場所
移動販売車だからといってどこでやっても良いというわけではない。
公園、路上販売にもルールがあって許可を取らないといけない場合もあります。
イベントの場合は、出店料を収める事も多いです。
固定店舗とは違って移動できるキッチンカーならどんな場所で、どんなものを売るのかその時々で変われるのもメリットです。
広告物
- バナー
バナーはキッチンカーにラッピングするお金がまだない場合などでも、出店時にバナーを取り付けておけば、お店を周知することができます。
- のぼり
のぼりは、メニューや、店名などをPRすると良いです。
- たて看板
- メニュー表
何を売っているのかがわかりやすく。
イベント時なんかは、近くに来てじっくりメニューを眺めるというお客さんよりも、遠くで歩きながら様子を伺ってるお客さんが多い気がするので、見やすい大きめのメニューを掲示すると良いです。
- SNS発信
- ショップカード
キッチンカーは身軽に移動できるメリットがある分、どこに出店しているかがわかりにくいというデメリットもあります。SNSを使って出店場所を告知していく事は必須。
キッチンカーに来ていただけいた際は、積極的にショップカードを配ってSNSをフォローしていただけるよう声をかけていきましょう。
その日の売上にも左右するので、のぼりやメニュー表示はわかりやすさを重視して制作するよう心がけると良いです。
発電機・コードリール・携行缶
キッチンカーで一番困った事は電力の問題。
冷蔵庫、冷凍庫、ライト、換気扇、そのほか(私のキッチンカーの最大電力消費はソフトクリームの機械)をいっぺんに使うと、電気が落ちます。
w(ワット)とかV(ボルト)とか言われてもピンとこず、何度営業中に電気が飛んだか。
また、遠くの建物の電源から電気を引いて使う場合にコードリールを使いますが、これも注意が必要。まず、リールを巻いたまま使用しないこと。火が出ます。
コードリールの長さに比例して電力が弱まります(経験談)
暑い夏に、ソフトクリームの機械をコードリールを使って稼働していた時、何時間たってもソフトクリームが固まらないという事がおき、結局出店する事ができませんでした。
原因は、おそらく電源からの距離に比例して電力が弱く機械がうまく作動しなかったんじゃないかという経験をしました。
ちなみに、発電機にはインバーターという直流電気型のものがあって、電気が安定して供給できるんです。
ソフトクリームの機械は高額でしたので、不安定な電力で機械が壊れてもいけないと、追加して発電機を購入しました。予定外の出費約20万円!
でも、2台発電機があると安心ですよ。
発電機を1日使うとどのくらいガソリンを消費するかも検証しておく必要があります。
携行缶を用意しておくと安心ですが、補充する時は注意してくださいね。
まとめ
メニューを決める時は、売れるか、キッチンカーでオペレーションできるのか、どんな器具や容器が必要で、どのような形で商品を提供するのか、消費電気量はどのくらいか。出店した際に、スムーズに販売できるように思考をめぐらしてじゃんじゃんトライしてみましょう!