キッチンカーをやってみた
キッチンカー取得

キッチンカー開業までの3ステップ解説|素人主婦が体験談を紹介!

Kitchencar
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最近野外イベントが増えた事もあって、色々なキッチンカーを見かける事が多くなりましたよね。自分でもキッチンカーで開業してみたいと考えている人の中には、簡単にキッチンカーを取得して開業できると思っている人や、逆に面倒な申請がたくさんあったりして難しいと思って行動できていない人がいるんじゃないですか。

結論から言えば、キッチンカーで開業する事はそんなに難しい事ではありませんよ。

もちろん、お金がかかる事ですし開業してからの営業、運営の事なんかも考え無しで開業するのは無謀だとは思いますが、「やりたい!!」って気持ちがあればなんとかなる!

だって、この私だってたまたま横を通りがかったキッチンカーを一緒に見ていた知人が「ちょっとあれやってみない?」という一言から、キッチンカーを取得し開業をしたわけですから。

このブログを読んで、「どうしようかな?」って悩んでいる人がちょっとでも行動してみようと思ってもらえるよう、実際に私が経験したキッチンカー取得、開業までのステップを解説してみました。

この記事を読んだら、きっと私にも出来るって自信が湧いてきて、キッチンカーで開業できますよ。

キッチンカーを入手する方法はこの4パターン

そもそも、キッチンカーってなに?

台所車。超そのまんま。調理場が備わっている車。

要は、車の中に衛生的に調理ができる調理場が備わっていて、保健所の営業許可が取れれば、すなわち動く飲食店が開業できるってわけです。

キッチンカーで扱う商品によって取る営業許可も変わってきます。

キッチンカーを入手する主な方法は4つ。

 Kitchencar
車体を牛柄にしようかと妄想してた頃

所有車を改造する

まず始めに検討したのは、もともと持っていた車を改造する方法。

「ハイエース」を所有していたので、近くの車屋さんへ相談しにいきました。

ただ、車自体が古かったので、ここに改造を加えて維持していく価値があるのだろうか・・・・と悩み。あとは、相談した車屋さんも経験が浅く、キッチンカーに改造するのがなんとなく不安げ。

適当な車を所有していて、近くにキッチンカーの改造が得意な業者さんが近くにいる人にはオススメですが、残念ながら私はその2つの条件を満たす事ができず、所有車を改造してキッチンカーにするという選択肢はなくなりました。

中古のキッチンカーを購入する

次に、中古のキッチンカーをネットで探し始めました。オークションにも結構出てました。

予算と必要な設備が明確になっている人は、その条件で探していけるので気に入った車が見つかれば、取得して開業するまでの時間は比較的早く進める方法なのでおすすめします。

新車を業者に製作してもらう

私の場合は、中古のキッチンカーを探している中で、希望のキッチンカーを決めたので出品者に連絡を取ってみたら、定形型キッチンカーを増作している業者さんという事がわかり、車の色とか、載せる設備は好きなようにカスタマイズしてくれて、ある程度オリジナルのキッチンカーを作る事ができる事がわかりました。

たくさんの実績がある業者さんだったので、その後の自動車登録や保健所の許可、開業してからのノウハウなど親切に教えてくれ助かりました。

レンタルやリースを活用する

キッチンカーを取得することを考えていたので、レンタルは頭にありませんでした。

でも、逆にキッチンカーを取得したら、キッチンカーレンタル事業をする事は考えていました。(具体的には進んでませんけど)

経費を抑え、まずは試してみたり、お手軽にキッチンカー営業を始める人向けにレンタルするニーズはあるように思います。

キッチンカーの中。必要な備品を揃えました。

2:キッチンカーのルールこの9つを押さえておこう!

1.運転席とキッチン部分の仕切り


キッチンカーでは、運転席とキッチン(調理場)部分は完全に仕切り区分けは明確にする必要があります。

2.手洗い・洗浄用シンク

取得する営業許可や、メニューによりシンクの数が決められている話はしましたね。手洗い専用と調理器具洗浄用の2層式シンクか+食品洗浄用シンクの3層式シンクのどちらかになりますね。

2021年6月の改定時には手をかざすと自動で出てくるような蛇口とか、ひねる蛇口ではなくて肘などで押せるレバーのような蛇口が義務化されました。汚れた手で触らなくても水が出るようにしておくという事です。

3.給水・排水タンク

キッチンカーで水道を使用するための給水タンク、汚水を貯めるための排水タンクが必要になります。

タンクの容量は20Lや40L、キッチンカーを仕込み場所にするなら200Lなど、申請する条件によって異なります。また、提供するメニューによっても使用する水の量は違ってきます。

4.冷蔵庫・冷凍庫

冷蔵庫や冷凍庫の設置も欠かせません。

業務用ではなく、家庭用のものでも大丈夫です。私は調理台としても使える腰高サイズの冷蔵庫と冷凍庫にしました。

5.蓋つきの備品収納ケース

キッチンカーのスペースを有効活用するためにも、吊り下げ戸棚がおすすめです。

6.換気扇

キッチンカーで加熱調理をする場合、換気扇が必要です。

私のキッチンカーは2つ換気扇がついてます。

換気扇の数や大きさなど決まりがないか、確認しておくとよいと思います。

7.照明

照明の設置も義務付けられている場合が多いです。

8.発電機などの電源設備

キッチンカーで冷蔵庫や照明を使うためには、電源設備が必要です。大容量の発電機を搭載しておくと安心です。

キッチンカーをスタートさせた時は、電力問題が勃発して、電気が落ちてしまう事が多々ありました。

最近は、発電機がキッチンカーに収納加工されているケースが多いです。

9.その他

保健所によっては「防水加工の素材を使用しているか」などもチェックされます。営業許可の申請書類にもどんな素材でできているか記載する箇所がいくつかありました。

素材がわからず、申請書類に記載できなかったのですが、保健所の担当者さんがチェックしながら書き込んでいってくれました。

申請前に保健所の担当者さんと確認したり、わからない事はご指名で電話して聞いたり、コミュニケーションを重ねておくと、いざ申請!という時にお互いちょっと安心。ちゃんと言われたことやってきているよね・・・。もちろんです!という雰囲気が漂っていたように思います。

3.キッチンカー取得金額

●ニッサン アトラス1台 1,909,000円

(基本装備品込:流し台、清水タンク200リットル、排水タンク100リットル、コンロ台、天井スポットライト、換気扇、収納棚など) 

●作業テーブル 30,800円

●ホンダ発電機(ステージ防音箱取付費込) 160,000円

●2層シンクから3層シンクへの変更 33,000円

●タペストリー金具設置 40,000円

●網戸 20,000円

●ホシザキ冷蔵庫 170,000円

●ホシザキ冷凍庫 210,000円

●キッチンカー合計:2,572,800

ここに、自動車登録の為の登録費がプラスされました。(←意外と盲点)

●車庫証明書 2600円

●自賠責保険加入 24,780円

●仮ナンバー申請 750円

●陸運局にて自動車新規登録 もろもろ含め 35,100円

●重量税・自賠責・自動車税・印紙

●のちのち、自動車保険 139,150円

●登録費用など合計 202,380円

キッチンカー+取得費用もろもろ 2,775,180円!

まとめ

キッチンカーを取得するのは、営業許可のルールに沿った車を用意しなくてはいけませんが、そもそも設備が整ったキッチンカーもあったり、キッチンカーに改造するのを得意としている業者や、レンタルなどその方法は様々。

また、一見怖そうな保健所の担当者も、ルールに則っていれさえすれば何も怖くはありませんし、申請前からコミュニケーションを取っておくと申請時は更にスムーズに進むような気がします。

取得資金としては、300万円程を予定しておくと良さそうです。